2019年最初の大阪APUのセミナーは、大阪大学大学院薬学研究科特任教授で天然物創薬学がご専門の荒井雅吉先生による『自然が作り出す「くすり」』。
会員参加率が非常に高く、寒い中ではありますが、多くの皆さまに来ていただくことができました。
主なトピックスは次のとおりです。
〇生薬と歴史
〇天然物化学の基本と用語
〇モルヒネの研究から見つかった脳内麻薬
〇植民地政策が促進した薬の開発
〇日本人が発見した薬
〇微生物が作る医薬品
〇これからの天然薬物資源
見やすいレジュメと先生のわかりやすいご説明のおかげで、たくさんの構造式もなんのそのあっという間に2時間のセミナーが終わってしまいました。
天然薬物の分野は今まで成分中心に学んできた人が多いかと思いますが、「点」と「点」が「線」になってつながり、成分の作用メカニズムまで踏み込んで教えてくださったので、なんだか頭の中が整理され、すっきりした感じになりました。
お忙しい中、荒井先生に教えていただくことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。次は抗ガン剤の作用メカニズムの詳細や海洋天然物の魅力についてもっと伺いたいという声があがっております。次のセミナーが楽しみでなりません。
大阪APUは「こんな話が聞いてみたい」「この先生に学びたい」という会員の声でセミナー開催が決まります。2019年も次々とセミナーが予定されております。セミナーには会員以外の方も参加できますので、ぜひ一度足を運んでくださるようお願いいたします。
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