大阪APU 8月定例会
精油の細胞への働き~芳香成分の生理活性とは~
講師:藤田 憲一先生(大阪市立大学理学研究科 生物地球系専攻准教授)
大阪APU 2021年8月定例会はZoomによるオンラインセミナー。
大阪市立大学准教授の藤田先生がご登壇です。
生物系薬学、応用微生物学、応用生物化学の研究者である藤田先生。
AromaResearchにも寄稿されているだけでなく、精油の生理活性作用についての市民講座を担当されるなどアロマセラピーにも精通されています。
精油の抗菌作用や防腐作用などの生理活性作用について薬とどう違うのか、
古来からの経験値で語られること多い精油の効果を、
細胞への働きというアロマセラピストには新鮮な視点でお話いただきます。
~藤田先生より受講される方に~
精油の生理活性は私たちが処方されるクスリに比べて100〜1000倍も活性が弱く、
それ自身は医薬として実用化されていません。
例外はありますが、むしろ、マイルドな生理活性が精油の利点であると言えます。
本講演では、精油の生理活性がクスリに比べて弱い理由、
精油がいかにして生理活性を発揮するのか、できるのかについて、
薬学的な視点から、精油に含まれる主要な官能基毎に紹介します。
当日はできるだけかみ砕いて説明いたしますが、前もって物質の化学構造式に関する基礎的な知識があれば、より理解が深まると思います。
【講師プロフィール】
藤田 憲一 先生
大阪市立大学大学院 理学研究科生物地球系専攻 准教授。
大阪市立大学大学院理学研究科出身。博士(理学)。
2003年より大阪市立大学にて教鞭をとる。
研究分野は生物系薬学、応用微生物学、応用生物化学。
研究概要は「真菌特異的抗生物質の探索およびその作用機序」
「薬剤耐性を標的とする生理活性物質」
「ポリグルタミン酸の生合成機構及びその生理活性」
植物由来成分、精油等の講演や記事多数。
「アネトールが示す相乗的抗真菌作用の発現メカニズム」
Aroma Research 15(4)362-363 2014年4月寄稿。
《日時》※出欠に関わらず、後日の録画配信あり
2021年8月22日 (日) 13:30 - 15:30(質疑応答含む)
Zoomによるオンラインセミナー
《参加費》(受講料にデジタルテキスト代を含んでいます)
・大阪APU会員:4,000円
・今回大阪APU会員になり参加の方:8,000円
(会員参加費4,000円+今回から2022年3月末までの年会費4,000円=8,000円)
・東京APU会員:4,000円
・非会員:5,500円
※大阪APU会員とは・・・ こちらをご覧ください。
《申し込み締め切り》
2021年8月19日(木)23:00 ※コンビニ払いの場合は8/17までです。
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